第5回海を活かしたまちづくり推進協議会 議事録

更新日:令和6(2024)年3月15日(金曜日)

ページID:P001981

開催日時

平成13年11月21日(水曜日)午後2時~4時

場所

船橋市職員研修所502研修室

会長

基本構想案をお手元にお送りしましたように、ほぼ原案、前回ご審議頂いたとおり
で決定しました。
今日は基本計画にあったて、もろもろのご意見、ご計画アイディアを、ワークショップ形式でやるということになりました。ほぼこの海を活かしたまちづくりがカバーすべき範囲が今日、地図の中に出てきています。もうすでに黄色いポストイットが貼り付けられていますが、これは、みなさまから事前提案されたものではなく、ヤングボードの方々のご意見がそこに貼付されています。「こういうのはどうだろう」とご提案をして頂けたら大変ありがたいことです。

E委員

提言の6地域について主だった所を事務局に昔どうだったとか、こういう問題があったということを紹介してもらいます。その後、みなさんから本当に意見を出し尽くして次のステップをどうしたらいいかという方向性を、出なかったらもう一回やりましょう、そんな形でやりたいと思います。
それでは昨年まとめました提言集、それからヤングボードのまとめで説明していただきます。

事務局

6地域に分かれていて、海老川調節池ゾーン、中心市街地ゾーン、船橋港ゾーン、日の出・潮見町ゾーン、若松・高瀬ゾーン、それと三番瀬ゾーンという区域割をしております。ポストイットを貼ってあるのは、ヤングボード「海を活かしたまちづくり作業部会活動報告書」これから意見を抜き出してポストイットで貼ってあります。この作業部会活動報告書が出来たのは去年懇談会でいただいた報告書、提言です。それから市民にアンケートをとったりしております。
まず、船橋中心市街地。このあたりの話としましては由緒ある遺跡文化財が点在している古の地域となっています。代表的なものとして、宿場町の風情を感じるような街路の整備、そういったものを意識したものになっております。それから海を感じる玄関口として、安全かつ街路灯のモニュメントなどデザインの融合をしてもらいたい。LRTを通してもらいたい。そんな内容になっています。
次が潮見町・日の出地区。ここの地区については船橋漁港という漁業の現場を感じることが出来る貴重な地域だといっています。そこで市場やレストランの設置、それからフィッシングワールドとして新たな拠点としての設置が望まれる。かつての漁師町にあった倉庫を復元し船橋産の魚介類、野菜の直売、また飲食店を設置、道の駅として整備する。それから浜町商店街の発展の為の対応、カラー舗装等による歩行者導線の確保ということです。親水公園と一体感のあるオープンカフェの設置。ららぽーとと親水公園を結ぶスカイウォークの設置。対岸の方では道の駅の整備とともに江戸前の地元物産の販売も行う。そういう提案もされています。不法係留の警備、不法係留対策としてのマリーナの整備という提案があります。
次は潮見町周辺。これは将来、街路や海辺の緑化に向けた、次世代に向けた転換を地域の現状を見つめながら色々な共同活動をする必要がある。湾岸散歩道として護岸をずっと歩けるような仕組みを作ったらどうだという話があります。それから湾岸道路、護岸の改修とあわせて港湾施設の機能の強化、ウォーターフロントとなります。それから日の出大橋、日の出と潮見町を橋でつないだらということです。
若松、高瀬ゾーン。ここについては未知といいましょうか、今後の土地利用開発、民間施設の提携による一体感ある土地利用。つまり若松公園があるのでどうつないでいくか。親水公園から続く位置に、モールとしての整備を図っていく。港湾施設の立体的な利用によるウォーターフロントの整備をしていく。それから港湾施設の充実化。南船橋駅の駅前の開発については海を感じる共同施設の実施とともに公共施設の集約、転換を図る。その辺りに公共施設を集約することによって、現公共施設を移して海としての開発を考える。
三番瀬ゾーン。ここは海浜公園を含む一帯を色々なことについて利用ができる。そこで具体的にいいますと、三番瀬体験自然ゾーン。港湾施設の整備とともに第二湾岸道路整備。新交通軌道の整備に合わせて滞在型ネイチャーリゾート施設を運用したらどうか。それからアサリ漁や海藻づくりが体験できるようにしてはどうか。それから三番瀬の自然生態や漁業体系を守る為の努力をする。水上バスいわゆる港湾の海上網の整備。新たに整備される港湾は東京湾の景観が楽しめるようにウォーターフロントとしての造形を図る。
最後に、海老川の調節池。推進協議会ではこの辺りの話は広げすぎかなとういうことでしたが、話された内容とすれば海老川から上り下りする時の船着場の整備。それから元となる海老川の調節池を浄化するような話。以上のような話がヤングボードの方でまとまったものです。

G委員

第一班ということで三番瀬、潮見町、日の出町ゾーンというそこら辺のことだったので見学に行った時考えたのですが、全体的には船橋市が持つ海、三番瀬を保全、再生し景観豊かな自然と共存した船橋らしい海を活かした工業地、波止場づくりというイメージが今あるものを十分に魅力あるものにできるのかなと思いました。海浜公園の整備に関しては、干潟、湿地、森を創出し、三番瀬を自然公園にするというのは、ここは人工的な公園の感じになっていますけど、もっと自然な形の公園にしてはどうだろうか。森の中に管理事務所を作って市民がそこを管理運営するようなものにすると、そこが市民のものとなって三番瀬に対する想いが高まっていくのではないのだろうかと思いました。また三番瀬ショップなどがあると楽しいのではないかなと思いました。干潟の入り口なのですが、一つにして、そこに三番瀬ミュージアムという低層の木造のロッジ風、森とイメージが違わないものを造って三番瀬のレクチャーハウスを作ったらどうだろうか。そこでレクチャーを受けないと三番瀬に入れないというようなものがあってもいいんじゃないか。そこが観察舎としても利用できたらいいんじゃないかなと思います。自然の形の葦原だとか、なんとか森を作って、こっちは本当に自然型のものをつくって、こちらは今までどおりの三番瀬を案内するような両極的な海のビオトープにもっていけたらいいなと思います。それから海っぺりの空き地のことなんですけど、都市計画の中に緑地指定を設けて、緑の景観づくりを推進したらいいんじゃないだろうかというふうに思いました。それから港湾部の水質改善につきましては、陸部を削ると水の通りがよくなるだろうと思います。日の出水路上流になると思うのですが、川のビオトープとかにして、水質なんかを良くすることも面白い取り組みじゃないかなと思います。
それから歩いて行ける三番瀬ということで船橋駅から漁師町を通って、潮見町、三番瀬へのアクセスをつくったらどうだろうかということで、すごく波止場的イメージがあって、汚いと言う人がいるかもしれませんけど、こういう所も見えるような形で行けたら一番いいんですけど、危ないってこともありますから、勝どき橋で渡って、ルートははっきりしませんけどそういう所も味わいながら三番瀬に行けたらいいなと思います。三番瀬に漁師町から歩いて行かれるということを考えたら、そのほうがいいかな。波止場的な景観を活かしたまちづくりも洒落ていいんじゃないかということで、親水公園につづく緑の波止場公園みたいなかたちで可動橋みたいなものも見られる公園が出来たらいいなと思いました。今はただ港湾施設だけの感じをもっと波止場的な感じにしたら、もっとみんなが来てくれるかなと思いました。

L委員

ご一緒して感じたことなのですが、やっぱり同じことなのですが、色々三番瀬の自然を守っていく。駅から海までの誘導の標示をする。私は、後何キロで何キロって標示があったらいいなと思います。私ちょうど一年生の孫を連れて、駅から海老川を下って、船橋橋を渡ってららぽーとまで歩かせたんです。そこまで行けば海と思いますよね。しかし孫がまだ海じゃないって、疲れたっていうんですよ。だからもうちょっと海の感じがでていたらいいと思います。でも感覚はでています。他の者もいましたけど、川を見ながら、海鳥を見てもやっぱり川、ここは川だっていうんですよ。ですからもっといろいろな標示もしたらいいと思うんですよ。それから川っぺりとかは昼間、一人で歩いてみると怖いですよ。治安の問題があります。それから海にも行ったんですけど、夕方に行きますとワンちゃんの散歩している人とか数人しかいないので、もうちょっと賑わったらいいと思います。それから商店で、これは船橋のですよと、どこかでなさったらいいと思います。食べるものを売るのもそうです。両方でやればいいと思います。昔、幕張にもありました今風のお店が出来たらいいなと思います。

P委員

私はみなさんのように具体的な感じではなくて、なんというかボーッとした感じなのですが。海浜公園の人工砂浜の東側の崩落しているところ、そこからやって行けばいいと思います。
二番目で湊中学校の生徒の作文から考えたことはいろいろな希望が書かれていたんですけど、そこの生徒たちが船舶操縦に男の子も女の子もすごく魅力的に感じていて、11人中9人が言及していて、子供が考えることですからラフなこともあるでしょうし、そのまま活かすわけではないんですが、ただ地元からそういう声が上がっていることはものすごくいいことですし、子供が心から感動するものは親も感動するし。そういうことでまちづくり、まちおこしの可能性があると思います。森が海の恋人という気仙沼の人たちもいっています。漁船を使った体験学習のイメージがありまして、とにかく子供たちの希望も活かしたほうがいいんじゃないかなと思いました。
3番目に、三番瀬の再生とラムサール条約ということを簡単にお話します。1996年オーストラリア ブリスベン会議の議題で、それまでのラムサール条約会議というのはどういうものかというと、渡り鳥がものすごい高速で帰郷している。そういうスピード感あふれるロゴマークだったんですね。その考えでいくと、海、水生植物、鳥、魚すべてが大切なんだということがすごくはっきりしました。なぜ水鳥だけから、魚類その他が重要になったかと申しますと、結局地域の人々の生活に密接に結びついて、地域の人々が本気で守ろうというようなシステムがないと、いくらラムサール条約に登録していても、サポートする力がすぐ弱まってしまいます。そういう深刻な反省もあって、もっと海の生活、海の原点が同じように大切なんだということが再確認されたと思います。それはまさに、私たちが三番瀬において考えてきたことと同じなんです。三番瀬を箱物的に取り上げて守るんじゃなくて、もっと広域をさまざまな区間で守らないといけないと思います。

E委員

広域というのは東京湾全部ということですね。

P委員

はい。それで今、湾口部に道路とか計画するのは負担をものすごくかける問題ですから。

E委員

そうですね。それと今回の船橋市のまちづくりと今の問題ということもあるかもしれませんね。

V委員

中心市街地、私が位置しているのは本町通り商店街というところにいますので。中心市街地を中心に考えてみようと思いました。海を活かしたまちづくり、最初にもあるんですけど六つのゾーンがあるわけです。第一ゾーン,第二ゾーン,第三ゾーンと分けてそれぞれ提言してくれといわれたんですけど、やはりそれぞれが基本的に関連するのは当然のことであって、これから基本計画を作るときにも一本でつながったまちづくりを形成して行かないと結局三番瀬の方は自然であって、中心市街地では自然は関係無いよ、そういったまちづくりじゃないと思いますので、やはり海を活かしたというのは海老川調節池から海老川そして中心市街地、そして三番瀬に至るひとつの大きなラインという、これは一年弱皆さんと一緒に考えてきた事で、この辺の基本的な事をしっかりとした上で、基本計画が達成されないといけないのではないかなと思いました。
そういうことから考えると、前回の会議なんかでもよく水のことが言われていまして、基本的には水の浄化とか水の循環というのをまち全体でまちづくりのとこから発展しないと、海を活かしたまちづくりといったときに、海にいたる海老川の水が結局干上がってくると、匂っちゃって臭くて、いわゆる水上バスを通そうとしても正直言って自分達がつくったからしょうがないから乗ろうかな、というようなそういうものをつくって、また遊歩道をつくってもそこを二人で歩こうかと言っても歩いたら臭くて臭くてやっぱり嫌だなというようになってしまうのではないかと思ってしまうので、水の循環、水の浄化作戦というようなことをきっちりと検討していく場とか、それを実行していく空間、場というものをつくっていくことが必要ではないかな。市の広報で、金杉にある浄化の実験場の話がありました。これが結局こういう形で子供達がレポートするといいものができるのかなというようなことがあるので、そういうことも視点の中に入れていく必要があるかなと思いました。
海老川周辺というのは基本方針1~5というのが全て適用されうる空間であると、だから調節池というのは県の事業なんですけど、これはまさに要の水に深く関わる点でも重要なゾーンになると思われるので、まさに自然循環を活かした循環型のまちのモデル地区になるんではなかろうか。だからできるかぎり自然浄化力を活かせる調節池にこれから県の事業であるけれど、こちらが提言していくみたいなことを考えています。
あと調節池と中心市街地の間で、これは既に花をいっぱい植えていらっしゃいますが、海老川沿いに桜並木があるので、桜の木になぜか惚れていまして、船橋駅周辺から海老川、海老川調節池、いわゆる最近まであった真間川の桜並木ですけど、真間川もやっぱり川の治水工事の後かなり少なくなったという問題もあって、桜の木というのは意外と育つのが早いものでして、家建てて自然壊すなら桜の木植えてそれは自然のビオトープからと多少問題があるのかもしれないが、その辺のところも考えながらも自然環境を考えた桜の名所というものを、できれば港くらいからずっと上のほうに上がっていくなり、まず北口の駅降りたら大きな桜の木があって、その桜の木に従って海老川を歩いて行ったら海老川の調節池がある。それで、そこから夏見の辺り、金杉辺りの林の中を通って運動公園まで行く。そういうことも考えたほうが良いのではないかな。
次に肝心の船橋駅周辺についてなんですけど、この辺についてはいろんな建物がぼんぼん建てちゃって導いていくものがなにもないということで、JR船橋駅というのは里山という北口の方の里山の部分と海という里海のちょうどてっぺんくらい、そうすると歩道とか何かといったときにやはり少し、歩道なんかも貝殻の白いイメージで歩道をつくっていくとか、しかも親水性とかの部分をつくるとか。そういったアイディアを寄せ集めて、歩道なんかもそういうふうにしていったほうがいいんじゃないかと。結局木々とか緑とか鳥とか貝とか魚というイメージ的なものをセッティングしていくことで、ただ三番瀬何メートルというのじゃあまりにも味気ないので、そういう意味ではR委員さん達が以前に京成高架について言っているんですけれども、高架になってコンクリートの部分が出ちゃうんで、それがみっともないので、その辺をレリーフとかモザイクでなんとかしてほしいと要望はしてるんですけど。そういうことも考えていったほうがいいんじゃないかなと。中心市街地の自分の感じだけちょっと言ったんですけど、こういう形で商店街の中にこういう海を活かしたまちづくり、言ってみればまちの活性化みたいのを考えてるんだというと、本当に活性化するのかなっていうのが正直な、何を言ってもそういった回答がまず返ってくると思うのですが、しかしこれでずっと一年程やって最初でも言っているように、今一度本気になって本町通り、駅前の本町通りの歴史とまちの成り立ちというのをただ歴史があるとか、ただ昔、宿場町だったのではなくて、宿場町だったゆえに何故豊かだったのか。何故賑やかだったのか。そのへんのことをもう一度考えてみると、もしかすると本町通りとか駅前の周辺、駅前はないにしろ本町通りの商店街というのが、何か入り口が見つかるのかなと。これは前回の勉強会のときに商工会議所の方で地域振興課の方が説明しましたけれど、実際その提言を出したときにそのポイントポイントをマグネットが必要だということを言っています。だから結局海を活かしたまちづくりというのは、船橋港にマグネットの大きなしきりをつくって調節池にもできる。真中の本町通りとか中心市街地っていうのは何なのか、中間点かということになってしまうと、これはそうじゃなくて、その中にも楽しいなっていうものをつくらないと、それを海に活かしたっていう概念としていくなら、本町通りとか中心市街地の中には南口の再開発ビルの周辺にも海老川の魅力のものを、あるいは三番瀬とか船橋漁港の魅力のあるものを。食べるとか、感じるとか、楽しむとか、遊ぶとかそういったひとつひとつのものを、例えば三番瀬で漁港の辺りで食べられるものもこっちのほうでも食べられる。ひとつひとつの関連性を持たすとか、そうした視点で何かつくっていかないと、結局昔は賑やかな歴史のある本町通りなんだよね、で終わってしまうというのもちょっと辛いかな。中心市街地の場合では線路で完全に切れてしまっているので、南北道路っていうのは絶対的に欠如している。この辺の交通渋滞解決のためにどういうふうにしていくのかというのは、この場で出せるのかはわからないのですが、絶対考えなくてはならない問題ではないかなと思います。そういう交通渋滞を考えたときに、一年間みなさんも一緒に考えたときに、駅前通りからLRTを通すとかトランジットモールとか、このときにこの中心市街地の西武にしろ東武にしろイト-ヨーカド-にしろ、そういう集積地があるわけです。この人達は必ず駐車場をつくるわけです。トランジットモールとかLRTを考えるときは、ある意味排除してつくろうとしているわけです。そういったことがはたして商業集積の経済性の問題とどう関わってくるのかと、その辺のことをかなり真剣に検討しないとなかなか難しい問題が出てくるのかな。船橋から本町通りの海浜から、この水路の南本町なんですけど、その水路をもうちょっときれいにすればいいんですけど、水路から海の方へパッと抜けられるわけですが、でもいつもこのラインからこの漁港へという真中のラインだったのですが、こちらの外側ラインもひとつひとつこれをおっていくと、かなりうまく使えば海を活かしたまちづくりだなというものをつくれる条件がいっぱいあるわけです。
いろいろな住宅の問題があるんですけど、これはどこかで解決してもらって、この辺はビオトープみたいな葦原になってきているので、こういった問題は、また高速道路のこっち側はすぐ海になっているわけですよ。その辺の感じをしっかりと考えていくと、その真中とかなり関連性を持ってくる。そうすると面として活きてくるのではないかなと思います。真中に市役所がありますから、市場の方からまっすぐ抜けて武道館があってまっすぐ道を行きますと、海老川の調節池までまっすぐ行っちゃうわけです。そこからまっすぐ下りてきてそのラインというのが船橋の並木通りにしてあって、ここは良い道になっていて武道館をまわって、そこに大神宮があって、大神宮から大神宮下を抜けると赤橋みたいなところを通って、そしてこっちにららぽーとというような声もあったんで、その辺をちょっと考えていったほうが良いのではないかと思います。そういうことをここに書いたので、そういうことを整備、充実作業の中で、これは抽象的なことなんですけど、基本的な規制は基本方針にある特に人にやさしいバリアフリー、ユニバーサルの問題、緑のネットワークとしては緑の基本計画と白鳥座計画。そして市民、企業、行政の協力のシステムとその空間の創設と推進といった点が全ての作業の中で活かされなくてはならないと思います。
最後に三番瀬のことなんですけど、三番瀬のことについてちょっと考えたんですけど、海を活かしたまちづくりの中で語られるだけでは不十分なんじゃないかなっていうふうに思います。だからここで語っちゃいけないんじゃなくて、十分ここで語ってここから外に出るくらいのエネルギーを出さなくちゃいけないんじゃないだろうか。というのは、市の基本的な方向性の中に重要なファクターとして三番瀬はならなくてはいけないんじゃないかと。船橋の顔としての三番瀬として市民の間に認知される必要があるんじゃなかろうかと。というのは、三番瀬三番瀬と言っても結局意外と海を活かしたまちづくりというのはやってる人だけが知っていて、周りの人にこういうことやっているがどうなんだと言っても、そんなのあるの?という感じなんで、これだけ重要な問題をもう少し広報とかで市民の問題にしていく必要がないかと思います。そうするとラムサ-ル条約の登録というのは市長の選挙公約にもありますので、これ以上は言いませんけれども、干潟の空間をどのようにして市民の憩い場としていくのかと、そして鳥と貝と魚そして人間の自然公園の中に三番瀬ミュージアムというようなもの、市民的課題として検討していかなくてはならないんじゃないかなと思います。という方向性もその場で出しても良いんじゃないかなというふうに考えております。以上です。

N委員

私は船橋のことが好きなもんですから、どこを歩きましても観光地ではありませんが楽しい町で暮らしやすい。ですからこの思いを書いたのでお願いします。まず森と里山というのはこちらに書いたように、まだ残っていますけれどもだいぶ緑が多いと言われても、森というのは少なくなっていると思います。ここに書いてあるようにいろいろな用件で削られたりしますので、これからはやはりつくっていかなくてはいけないのではないかなと思います。それから海老川は私大好きなものですからこの辺調節池ができたら、例えば東葉高速から見た場合に調節池がひとつのいい場所となるのではないかなと思います。先ほどおっしゃったようにずっと桜並木があれば素晴らしいんじゃないかなと思います。外からの観光ではなくてもまちの人達が自分のまちを素晴らしいと思えばよそからもいらっしゃると思います。ひとつのところを絞るとするとならば難しい。やはり海を活かしたまちづくりですから港から海老川などが大事だと思いますけど、まず海のところから船橋は昔から海が中心のまちづくりがなっています。もちろん農家とかありますけれども私なんかは子供の頃から言いますとやはり海、海ですね。そしたらそれから海老川また海を活かして船橋の名産ができあがればうれしいと思います。

J委員

船橋のまちをどうしようかっていう一つの目的は、商売繁盛ということを考えていると思います。商売というのは物を売るわけですけども、それでは何を望んでくるのか?同じ品物を求めるのに東京で買ってもららぽーとで買ってもあるいは船橋の駅前で買っても相場が同じだったら近いところ便利なところという話になると思います。だから、人を呼ぶのにいかに魅力的にするかっていうのがまちづくりのひとつのコツというか、我々が求めているところかなと思います。そこで、魅力って何だ?周りを知らないと船橋はどういうふうにしたら良いってことにならないと思うんです。というのは、やはり競争なわけです。その競争が一時的に勝ってもまた追い抜かれて負けたのでは投資効果がなかったという話になってしまうので、やっぱり長持ちする値打ちっていうのは何か。できればお金で買えない物、船橋にしかないものをより良くした方が本当は良いと思う。でもただそれは思うだけであって、これから日本の進む方向と船橋の方向が正反対では困るわけです。そうすると、どういうことかというと、地球の資源は有限だという話がひとつでてきて、そうすると我々の生活はやはり何も窮乏生活ではなくて、やはりコストのかからない生活ができるまち。そういうところに人は住みたいだろうと思うし、快適なまちに人は住みたいだろうと思うわけです。そういう中で水辺というのがひとつは快適かなと。そこで今度、環境問題なんですけど、やっぱり臭くない水が良いなと。まあここでは省いて、そういう水辺があったとして魅力あるまち。そして周りを見ると東京にも水辺がある。あるいは千葉にもあるし浦安にもある。そう考えたときに船橋の特色はどうしたら良いか。今までは景色やものとかという話に歴史は出てくるけれども、どういう人種を集めるとか、そういう話はひとつも出てきてないです。ららぽーとを見ると、ららぽーとは若者が多いでしょ。意識してまちづくりをやる場合はどういう人種を集めるかということを考える必要があるのかなと思います。そこでひとつ参考になるのがマンハッタンのソーホというまちがあって、それは昔は高級住宅街だったが途中から工業地帯になって、今度は工場が廃れて、建物が大きいからワンフロア-が大きいわけです。そこにアーティストがみんな集まって音楽や絵画や画商が集まって絵を売るところとかそういうところが集まって、それを見に来る人達が来ることでまたレストランが流行ったりとかそういう町もあるわけです。もうひとつは、これはバンクーバーですけれどグランビル・アイランドというところは大学の芸術学部が工場の後地に、これは立て直すのではなくて工場の中に教室をもって、そこが学校の分校になっている。それから海に近いわけですからヨットハーバーがあって、そのヨットのための修理工場がある。そして、今なぜそういうことになるかというと、自然志向ですよねどうしても。我々は自然を求めたいという心が一方にあるわけです。ですから緑を求める。だから遊びもアウトドア思考になっている。そうするとそういうグッズを売る店とか。もうひとつは地元の人達が潤わなければならないから、私は漁師ですけど、その魚がすぐ売れるとかです。それは当然マ-ケットであるわけです。でそういうマーケットとか、それから今度そこのお店で自分の工芸品を売りたいってときには、やっぱり木が安い方が良いわけで、そうすると地べたが安い方がいい、あるいは部屋代が安いほうがいい。そうなるとあまり高級店を望んでもしょうがないのかなと思うので、人を呼ぶっていうことは人を住ましてしまったら良いじゃないかっていう話になる。そこは人が住んでもですね交通機関やあるいは勤め先によって船橋駅のまちを通過するということも考えられるわけで、そのへんはやはり普段二泊三日休みのときに船橋のまちの中をぶらつけるような魅力のあるまちとは何か。そうすると三番瀬が活きてくるかなと思うわけです。何しろ個性を活かすというか、もうひとつは老齢化の中で健康保険がそのうちパンクするのではないかと。アメリカのやり方を見ているとやはりこれは治療医学ではなくて保険医学、いかに病人を増やさないかという、そうすると老人に恋をさせたりですねあるいは健康になって遊んでもらう。そうなるとまちの中に散歩道、遊歩道です。それによって健康、これはお金かかっていたら仕方ないわけで、お金を持ってる人はスポーツクラブに行けばいいんですけど、お金のかからないような散歩をして健康を増進するとか、そういうことが必要だなと。それから健康思考ということは、今度は食とか医療ということになるわけですけど、この健康食ということがあってそういうものを売ったりする場所も必要です。もうひとつは文化ですけれども、文化文化って言うけれども、古文書も必要ですし、やはり人をクローズアップしていく。それから船橋とどういう関係の人が大勢いるのか、船橋に、今こういう人がいたり、あるいはかつてこういう人がいたり、そういうことをやはりやる必要があるかなとそんなことを思います。最後ですけれども今オランダ、これは港町の大先輩ですけれどもオランダにおいては、まちと港という境をなくすというふうに言っているわけです。だから工場に人が接近する。港に人が接近する。商業と工業が接近する。それで人が行き来する。そして工場で働く人あるいは人を雇うときに、漁業をどうやって説明しようかなって今の時代はちょっと難しいんですけれども、そういうところでサッポロビールがやっているように見学させたり、そういった方法が本当は正しいんだなと。情報を発信していく。人が接近すれば情報が発信できる。船橋のまちはどこでも出入りできて見られる、そういうことが必要だと思います。これは、グランビル・アイランドは商業、工業そういうものが一緒にあり本当に賑わいのあるまちになっているわけですが。そういうことを感じています。

F委員

私の会社は栄町です。この工業団地です。いずれにしてもこの前からここの地帯は災害に弱いという話があります。まち全体を栄えさせようとする海から見たまちづくりということなのですが、いずれにしても人が集まる所は局部的に駅近辺、それからららぽーとですね。したがって、なぜららぽーとに人が集まるのかと言いますと交通の手段、または、かなりの駐車場が確保され、若者向けにお店が構成されているということで、今、若者と高齢化に向けてどうやって街づくりをしていくのかということだろうと思います。老齢化ということで、老人が増えるわけですけれども、やはり、健康志向のまちづくりを考えていったほうが良いのではないかと思います。また遊歩道とか、マラソン道路といった、海に親しみながら歩けるまちづくりというのを考えていったほうが良いのではないか。水を浄化するとかいろいろな問題もあるわけですが、基本的には、私はそう考えています。せっかくこの埋立地にこれだけたくさんの工場が集まっています。これも一つの船橋市の大きな財源になっています。これが元気にならないと全体も上手くいかないと。ここに工場が無くなってしまうと大変なことになってしまうと私は思っています。商店も含めて活性化されないとこのまちは段々死んでいってしまうと心配をしているわけです。従って、いかに中心地を、駅前の交通広場がありますけれども、このビルが通過点でJRからただここだけでグルグルいったりとか、この前アンケートをとると、だいたい船橋に降りた人たちは、こちらの方は、どうも行きづらい。車で来てもどうも行けないということがあるわけです。みんな千葉とか浦安とかに人が流れてしまって船橋は通過点にすぎない。ということで間に挟まっていまして、今度は幕張とかです。そっちの方に。そうしたことで、いずれにしても全体海に出られるという。今、こう何本か考えられていますが、私どもがこう見てますと、これを全部暗渠にして、高速・京葉道につなげようとしているわけです。本当にこれ今、死んでいます。ただ水が汚く臭いだけです。だから、埋めて緑化してしまう方法もあると。それに、三番瀬といいますか、公園にすれば、ここに橋をつけて道路を一本の道にすれば、工場地帯が複雑にならなくて良いわけです。という考えをこの前提案したわけです。

X委員

今、話になったように、渋滞ですね。ららぽーとに行こうとするとこの辺とこの間まで赤い橋のところまで。今、現に駐車場みたいな感覚ですので、そのアクセスをスムーズにしていくことを考えて行かなくてはいけないなと思います。駅前は、色々と開発されましてビル等ができていますが。やはりここも私ども上の方から来ていますが、市場通りからずっと渋滞でして土日は動けない状態でして、まずは、交通アクセスを。根本はここから来ているのではないかと散々言ってきています。駅の周辺に車を入れない方法ということで。LRTなどの方法をみなさんでまた考えて行かなくてはいけないと思います。そして、周辺をモノレールのような感じにすれば、もっともっと環境も持つのではないかと思います。このゾーンに関しまして、海から見まして、海が汚れて臭いのはなぜなのかといいますと、生活雑排水を流し洗剤をジャンジャン使うからヘドロになるという感じなので、私たちはこの事業の活動の中で環境指定校の生徒さん、ご父兄と共に廃油石鹸をつくり、それから毎月一回ずつ花を植えたり植物を植える活動をしていますが、そんな中で、お母さん方にもやはり出きることからやりましょうと声を掛け合い洗剤を使わないで、実験的に各家庭で出きるだけ石鹸をつかうように心がけることをしています。そういう流れで自然をとりもどすためには、緑がたくさんあって本当に休めて癒せる緑の多いまちにしたいと思いますし、子供たちにも考えさせなくてはならないし、もっと上流から下流まで連携のとれたかたちでまちづくりを目指して行かなくてはならないと思います。

O委員

いつになったら不法係留がなくなってプレジャーボートが入れるようになるのか。ただ船をつける為に杭を打つのでしたら簡単ですね、ところが護岸が全部デコボコになっていますから護岸を直してから全部やるっていうのを聞いていますので、これが大変なわけです。この前一回休んだ中で、シドニーに行って来ました。そしたら観光港湾まさにこれが観光港湾と思いました。というのも、イメージ的にこの周りが全部レストラン、それからショッピングセンター、それと水上レストラン、それと観光船が出てましてその中で食事しながら音楽聞きながら湾を出ていけるというようなところです。真ん中に幅が30メートルくらいで500メートルの長さの橋がかかっていまして木造です。それでそこを車を通さないで、上にモノレールが通っています。その橋の上から周りを見るのがまた素晴らしい景色です。一番最初に話しにもどりますが、その中からこういうものはいいなと思います。だからもともと当てはまる橋が357号の国道です。だから国道の上にも橋がかかるようになって、そこが人だけ歩いて渡れるような橋になって、その周りがいろいろ増えていくという話しになります。三番瀬の先ほど会長がおっしゃいましたが、千葉県の検討組織設立審議会というのを立ちあげるというのはご存じですか。三番瀬の先ほどもその話も出ましたけども、そういう計画があります。それから三番瀬のシンポジウムに2回ほど出させていただいたのですが、話を聞いていますと三番瀬についての認識不足という感じがします。現代の三番瀬と昔の三番瀬とかのいろいろ話し聞いていますと、いかに海が悪くなっているのがわかっていない。個人的な意見として嫌なこともいいましたが。話しがまとまらなくて申し訳ありません。ぜひ船橋港を要項に入れておいてください。

K委員

海神地区の33町会の一応代表としてきました。海神地区では、これを境にしてこのラインで形成されています。私どもの町会はO委員さんの隣の町会でして約1100平米ありますけれども、私は町会長ということで、今回お話させていただきます。まず一点はですね、私どもこの地域に住んでいましても、港を行こうという気にはなりません。まず第一は交通です。車が混んでいて、また、歩いてはなかなか買いに来ることは出来ません。こういうことでまず私どもは交通の整備が第一条件であります。それともう一つが、我々の周りの人、特に地方の方に船橋は良いとこだぞと来いよという目玉商品が必要です。今言えるのは、ららぽーと、これは有名な売り場があるところだとしかいえません。我々は町会仲間で話していますが、幕張は官庁街みたいなものでありまして、浦安はディズニーで、船橋に一大歓楽街をつくってしまえばいいではないかという笑い話もやっていますけど、私個人的には非常に賛成です。やはりこちら側は若者の町、それから家族連れで来られても、今の男性陣は小さくなっておりますので、どこかで発散場所がないといけないような気がします。もっと健全的な娯楽施設があればと思います。それと環境に関しては、私ども念願していますのはここに慰霊塔があります。ここには立派な親水公園がございます。ただ我々が遊歩道的に海辺、水辺を散策するような。今この辺が、自転車やらタイヤやらどんどん投げられています。これはもう周りが汚いからだと思います。こういう所に、海辺に現在護岸になっていますが、これを階段的に海辺を作りまして、真ん中に木を植えたり、水辺まで行けると恐らく投げないのではないかというのが我々町会の考えでございます。まず基本的には、そういう環境整備、こういう所に水辺を探索するようなものをつくって頂いて、橋を作って誰でも気安く行けるような。念願としては海底トンネルを通して、交通が滞りなく行けるようなもので考えていただけると良いなというふうに考えています。

U委員

私自身思っている事は、自然は確かにあるのですが人を集めるという事が非常に大切な事ではないだろうかと。その為の基本的なものは、安いか高いかどうだろかということですが、人と人の触れ合いというものがものすごく求められているのではないだろうかと思います。人間というものを何か失ってきているという世界が今あるので、それに求めていく、あるいは、そういうものをどのように求めていくのか、そういう中での海というものがあるわけで。これがひとつの大きな求め方だと思う。それだけではまた観光地にするというのであればそれはそれでいいと思いますが、住民として市民の方のそういう満足感もあれば、かた一方、商業というのがある。宿場というような古いものがある。非常に盛り沢山のものがあって、それをどういう風にまとめていくか、あるいはどこをどうするのか、それは分かりませんが。ここは観光、ここは商業、ここは何々でということをすべてのところに、自然を全部に持ってくるというは非常に難しい面もあるのではないかと思います。山に行ったら自然がある、外には宿場がある。これだけ大きな土地の中で全てをやろうとするならば、ある地域を特色を持ってつくっていくべきだと思う。では根本的に変えなきゃいけないという所も出てくるかもわからないでしょう。ここに行ったらものが買える。ここに行ったら自然にあえる。ここにいったら美味しいものが食べられるという何かそういうことで、海があり、里がありいろいろなことが考えられると思うのですが。人というものをものすごく大事にしなきゃいけないのではないのかなと、そこにいろいろな問題解決があるような気がしています。

I委員

大まかには今おっしゃった様に、やはりある程度、ゾーン毎で決めていったほうが良いのではないかなという気がします。それで、やはり人といった場合、21世紀は環境の世紀といったように環境ということを視点に置かなければいけないだろうと、人をつなげるといった意味でも、自然というものは必要なのではないかなと思っています。ここにいろいろ書きましたけれど、一つは前原川の辺に、水の浄化といいましょうか、水に関する勉強ができるような簡単なものでいいから家庭の主婦が行ってわかるような施設、そういうような施設を行きやすい場所につくって頂く。
川は自然護岸にしていただきたいという事と、できるところは森をつくっていきたいということです。細かい事になれば、ここの海老川を歩いていくのにあたり、小さなポケットパークを、ベンチが1つあって大きな木が一本あるので良いからそういうのがあるとなると大変暮らしやすくなる。それから難しいとおっしゃっていたのですが、駅前から日の出町までコミュニティバスなどの気軽に行ける、停留所も幾つかあって、お年寄りでも乗りやすいというものがあって、そこから海に三番瀬まで船が出てると良いなと思いまして。三番瀬のこのあたりには、海の勉強が出来るような環境学習というものが出来るようなものがあるといいなと思います。それから、漁港のこのあたりは海からあがったものをすぐ食べられるとか、それから上流から持ってきた農産物が販売できる施設をつくって欲しいと思います。それから路地を活かしまして、そこの人達が心休まり歩けるような地帯だといいなと思っています。
後、船橋大神宮は非常に船橋の重要文化財だと思うのですが、それを海のほうから見て船橋市だと分かるようにならないかなと。これからつくる工場には自然エネルギーを利用して欲しいと思います。商業の問題なのですが、本町通りにも、ぽつぽつとお店が閉まっている所があるのですが、ああ言う風なところに小さなお店を作りますと、少し入って作業ができるものがあると障害者の方の仕事の枠が出来るのではないかなと。ららぽーとの集客はすごいみたいなんですけど、港と漁港とを結ぶものが欲しいと思います。私は出来るだけ緑、緑化ということを考えていかなければいけないんじゃないのかなと思っています。

E委員

私はシープランナーとしてプランニングするとどうなるのかな、たくさんの案が出てきてこれを全部活かすのは不可能だと思います。もっとシステムがないと出来ないなと、私、これをまとめるに当たっての提案を、基本計画を作成していかなければいけないわけです。この皆さんから出た案をまとめる3つの柱を考えてみました。
一つは環境、二つ目は交通、三つ目では拠点。これで海を活かしたまちづくりの具体的な方向に出さないと、与えられた意見を聞いていると、すべてごもっともだと、とすると、ごもっともだけれど永遠にこれ全部はまとまらないのではないかと思います。
まず環境について言いますと、川下の三番瀬、川上の里山を含めて、実はこの地図全体をフィルターとして環境の問題として全部入っている。どこを強調するか、どこが今社会的な注目を浴びているかどうかは順番、例えば整備する順番はその後考えるが、皆さんの意見を聞いていますと環境の問題をこれはここだよ、あそこだよと。全部環境だというような形でもっていって、三番瀬、それから東京湾全体、そういうふうなことへの提案の方向性が必要なんじゃないかなと感じました。
2つめは交通です。これは車社会で完全に船橋は牛耳られています。車をどうするか考えなくてはいけないんですけど、やはり魅力ある南北軸の交通がどうしてもほしい。その中でコミュニティバス、陸上ではそういう風な新しい交通システムの筋がほしい。更に言いますと大西さんがおっしゃったように、港から三番瀬あるいは東京湾に行くような海上ネットワークがほしいというような交通の切り口が重要なのだと私は思う。
そして3つ目、面と点ができたのですが、凄く元気の良いところを集中的に魅力づくりをしないと、全体は出来たけれど、船橋は緑がいっぱいあるところでも、若者がいなくなってしまう。高齢者だけになってしまった。まちが寂れてしまった。これじゃどうしようもないわけです。だから、元気のいい拠点を意識的につくらなくてはいけない。その一つは港、船橋漁港を中心とした魅力的な、もちろんこれには今の時代を反映してお金をかけなくて省エネで、いかに理解できるような方向性を出さなくてはいけないとしても、いずれにしても元気の良い拠点にするために、今から法整備を含めた投資を始めていかないと、10年たって賑やかさがないからどうにかしましょうでは僕は遅いと思う。その意味で重要な拠点は船橋漁港であるし、すでに拠点として整備の進んでいる船橋駅周辺。やはりこれを拠点として我々がどうするかと本格的に議論していかないと環境というフィルターは良くなりましたが、僕の理想なのかもしれませんが。まちのアクティビティと言うものは、環境と賑やかさ、そういうものがやはり両立していくようなまちをつくってほしい。そういう事で私の提言は欄外をつくりまして、交通と環境と拠点をできる順にあるいは緊急にやらなくてはいけない事、あるいはシンボル的なもの整理して、こんな形での港作りの方向性を示していけたら良いかなと考えています。

M委員

今総括していただいたのですが、基本的には環境問題をどう整理していくか、やはり南北軸についての考え方、水系ということで、農業と生活用水というのが大きな意味を持っているということです。それが需要にも影響しているということで、もう少し北の方からみて、船橋も結構基盤になっているかは別にしまして、農業は大きな柱で北の方に集積しています。そこを含めてやはり、森と海といいますか、森は海の恋人という言葉もあるように、一つの環境は海だけではなくて、森も含めて水系でつながっている環境整備を考えていかなければいけないのではないかなという事が一つあります。それで、皆さんの話しを総括致しますと、住んで楽しいまちですね。豊かさを感じるまちですね。訪れて癒しを感じるまち。そういうまちにしたいというお話もでております。
東京湾全体の中で、歴史的にも見てもっとも開発が遅れたまちは船橋じゃないかという事で。ただ昭和40年代に埋め立てが非常に盛んになって、こういうところに工場が張り付いて、東京の公害型産業、煙とか臭いとか音が発生するような産業が張り付いたわけです。それも県主導型でつくられたまちで、市民の皆さん、あるいは市の皆さんがほんとうにウェルカムといってつくられたまちじゃない。東京ディズニーランドの浦安。それから南の方にあります幕張メッセ、そういうところとは異質なまちにしなければいけないのではないかと思います。
二つは日本全国を相手にしてお客さんを誘致してきている。それに対して船橋は発展も遅れたが21世紀のありかたを考えると環境をよくしてみんなが住んで、しかも訪れる人が気持ちよく生活できるような環境整備を行う、いわゆる都市のリゾートと言うのですか、千葉県,東京都,茨城県,埼玉県の方が訪れて、投資型産業で楽しむのではなくて、いわゆる生活方の環境整備の中で豊かな観点を養って心を癒していただくような環境整備の方向性になるのではないかということで、海を活かしながら上流の方の農地を立体的に考えて縦軸を考えてみました。
それともう一つJ委員がおっしゃっていた、一体どうやって食べていくのだろうか?その仕組みが一番大きいのだと思います。たまたま20世紀で大規模な一つ一つで見ると建物が非常に大きな空間を持った工業地帯なんです。しかも、それがグレードを活かされず、もちろん活きているところもあるが、それほど一生懸命じゃないところもあります。非常にそういう社会では難しい産業になりつつあるものが沢山でています。こういう空間をどうするのでしょうか。いろいろと見ていると、今後は知的所有権を発生させる産業を誘致する必要があるのかなという気がします。そう言う意味ではこういう大きな屋根がついた施設が沢山あります。例えばファッションシデザインやゲームをつくるソフトのプログラマーなどが、そういう人達が喜んでくるまち、しかも内部ではテレビの番組を作るプロデューシングの産業とか、どちらかというと、レクリエーション環境型の環境といいますか、私達がそれをソフト産業と言っていますけれど、そういう産業が将来入ってきてくれたらいいなと。そういう人達が来てやるためには、そういう活動の基盤が皆さんだと思うのです。もちろん国、県、市という役割分担がありますが、同時にNGOあるいはNPOの皆様方の、あるいは、商工会、この時がいわゆる具体的に動ける方針をどうやって私達がサポートしながらそういうものを作っていくのか。たまたま、県からそういう県の補助事業で、海の方々がグループを組んで何かをする為の補助制度などもございます。例えば、まちで高齢者の方が駅から歩いて商店街にいこうと思ったら、前にショップモビリティのお話が、会長のほうから出てましたけど、ショップモビリティついても、それが補助事業でそういうものがモーターつきの車椅子が導入できる補助事業が県にもあります。それから田園都市型の農業の活性化とか、市の空いた商店街を活性化する為にそこに商工会の方々がプランニングを立てて、何かをやってみましょうという事にも補助が出ます。そういうことを一生懸命確実にしながらまた、まちの将来の、私達が責任を持てるのはせいぜい20年先だと思うんですね。つまり2020年、2030年くらいのころに私達は何が出来るだろうか、意外と20年30年たったら従来あるこの工業地帯は廃墟になると思います。というか、日本ではやっていけなくなる。環境の規制の厳しさだとか、あるいは、その労賃の高さだとか、そのほとんどが中国に行くか、あるいはベトナムに行くかというような事にたどり着くと思います。その辺をどういうまちづくりにしようか、つまり食べる仕組みですね。皆さんこの中で生活して、店をやっている方、実際いろいろとJ委員のように魚をとっている方がいらっしゃいますけど、ほとんどの方が東京市民です。いわゆる東京で働いている方だと思います。同じように、そういうような人達がもっとも生活に豊かさを感じないといけないし、また合わせて、こちらで農業をやられている方は、購買力を高めるための仕組みを考えていかなければいけない。環境整備をしながら将来のこの大規模な空間の方向性を今後具体的に持ってイメージしながら市が旗振りになって、今日なんかもそうかもしれないですけど、こういうまちをつくるんだ。そしてその法にしたがって、こういう環境整備したから、ここで仕事をやってくれませんか。あるいは新しい産業廃棄物、新しい運動も今後こういう長期的に考えていかないといけないわけです。今、県のほうは三番瀬の環境整備に対してお金がすぐ出てくるような話でもないなと思います。ただ、今は方向性としては、国土交通省・関東地方整備局・港湾局が東京湾の油とゴミの回収をしている。環境整備をしていいのではないかという話が出てきまして、海の環境回廊を造りたいという案が出ています。三番瀬と海浜公園だけではなく、ここをもっと三番瀬的にしてみたらどうか。あわせて幕張からこの海域を関係者の砂浜をつくっていくという方向性を市民の方、それから習志野・船橋、市川の方々に是非実行してもらいたいと主張したら国も頑張って実行に移すと。昨日、三番瀬の担当者の方と話し合いをしました。そして、是非会長にも一緒になってやっていただきたいと思っています。県も賛成だが、なかなか実行に移せないわけで、PFIでマリーナを作って欲しいという話も民間からもでてきている。この辺は使われてないからこの辺の岸壁はマリーナに使ってもいいよと国の方は考えたいと。この辺はこう使いたい、あの辺はこう使いたいと方向性はでているので、会長を筆頭に案を立てていると言うことを国の方に話したら、具体的な案をぜひ固めてほしいというお話をいただきました。そういうことで、ミチゲーションと言う言葉がありますが、環境修復という技術が海の方では技術開発をしております。会長にお話しましたら、計画したらどうかという話もでています。そういう技術が本当に使えるのかどうかということも、もしチャンスがあれば、昔の港湾技術研究所で、ミチゲーションの環境修復の技術開発をしているところがあります。特に千葉県側が、青潮が発生して生物が激減する場所でもありますし、昔に比べれば生物生産量の意味というものが、非常に低下しているということで、もう一度掘りおこして、海底の中に、砂の中に酸素も入れないといけないし栄養も入れないといけない。それには膨大なお金がかかります。これは、市がやれるものではないし、県が本来実行しなければならない。もちろん国もやらなくてはならない。そういうことで、みなさんのご理解が得られれば、そういう整備を国の方でやっていきたいという方向です。県がやらなければ国がやります。と言っておりましたので、市も一緒になって取り組んで欲しいし、市民の方々も署名して是非国の方に陳情してもらいたい。県がやらなければ、国が真剣になってやりますということをおっしゃっていました。
あとはどういう方向性でまちを作っていくのか、国・県・市が、住民のグループがどういう役割分担でもって、おそらく住民だけで水質を良くしましょうといっても不可能なので、部分的には森が出来たり、河川のところに花を植えたり、木が植えられてくると、回廊が出来てくると、そのメンテナンスは、NGOや住民が一生懸命やりましょうというのは、できると思いますが、実際に植えてこうとか、あるいは、水路をさかのぼって舟運をしようと言っても民間ではなかなか出来ない。まして住民のひとが個人個人で出きるものでもないので。やはり次回までには整理しながら、方向性を出していったらどうかなと考えています。すばらしい提案も出ていますし、環境・観光港湾という方向性で、私たちの方から県の方に提案し、やはり港湾で初めて環境教育の拠点を設けたら良いのではないかと思います。そういう意味では市の方には、県に上げるかたちで、市としては、海浜公園、港湾その二つが環境教育の拠点として、もうすでにこういうことは、NGOの方、NPOの方が活動されておりますので、船を出すにはこっちの方から、回り込んで。なかなか距離が遠いので、どうやってイメージ的に近づけるか。それから物理的に大きなランドマークというのはほしいのですが、なかなかそういうことも難しいので、この辺にあり、会長がおっしゃったような環境教育の拠点と将来を見越した東京湾博物館みたいなものが出来たら、非常に心のシンボル、海から見たときのあれはなんだろうかといったような、シンボル的な物がこの辺にできるのかなという感じがしております。
そういう方向で、次回みなさんのお話を整理しながら一つの方向性を見いだしてみたらどうかと思います。市の方でできること、県のほうでやらなくてはいけないこと、住民の方で、とくに商工会の方々が、具体的にまちづくりをどうするのか特に寺町というのを含めて、お寺がこの辺にたくさんあります。この辺を将来どうするのか。やはり寺町というのはそれなりの意味を持った町だと思いますので、大神宮から寺町を、緑を植えるなどして修復していく方向性としてやって、駅から出たら混雑した町並みから白壁の大きな屋根のある寺町があるというのが目玉になっていくのではないかと思います。そういう意味では放置型まちづくりではなくて、環境整備型まちづくりというのが船橋には向いていると思いますし、水の回廊、緑の回廊が他にはないコンセプトでまちづくりがされるのではないかと感じております。

会長

船橋はどこが欠点かといいますと、戦後、都市計画をやってこなかったことです。そして段々土地の値段が高くなるのに従って都市計画が出来なくなる。ではこれからどうするかといった時に火事しかないと思います。火事が起きて焼き野原になったらちゃんと出来るかと思ったらそれでも出来ないと思います。ここは私の土地といってまた同じように家が立って細い路地になってしまう。そういう前提を踏まえてどうしたらいいか。どんなことがあってもV委員がおっしゃっていた南北の交通軸が必要だと思います。
それではソフトの話からしようと思います。株式会社船橋というのを市民が投資してつくろうというのが、僕のかなり古くから持っている夢です。1万人の人が1万円ずつ出資すると1億円となります。会社が出来ます。それが行政と一緒になって色々な仕事をしはじめるというような市民参加型のまちづくり会社というのをできないだろうか。人間不思議なもので目の前に、株主配当がぶら下がりますと一生懸命になります。そして、どんな仕事が儲かるということになりますが、そんなものをつくりたいと思っています。これは海を活かしたまちづくりと無関係であっていいのではないかと思います。J委員がどうやって食っていくのか、将来どうやって食っていくのか。環境を良くしよう、美しいまちにしようとしても全部お金がかかります。となると、どうやって税収を上げるのか。税収を上げるということは、我々がたくさん税金を払わなくてはいけない。みんなで税金が払えるような経済の仕組みが出来てこないといけない。そうしないと環境そのものを良くしていこうというときにも投資が必要である。そのためにもまちが活性化するということが一番重要なことだろうと思います。浦安には大変お金を落としてくれる企業がいるし、幕張もメッセのあるおかげで人を集めます。しかし、船橋には人集めがない。唯一ららぽーとがありますが、ここだけだと両翼から比べれば小さいものだと思いますし、いつまでここが存続するか。通過して幕張インターで下りるか浦安インターで下りるかということになってなかなかここに人が来ない。そして何とか人を集める一番大きい資源となっているのはインナーハーバーだと思います。ここの日の出地域が一番ポテンシャルが高いと思います。ここをいかにそういう地域にするかということで皆さんの知恵を拝借したい。これが市民出資型のまちを良くする会社ができないかなという夢と、ここのポテンシャルを利用させてもらって、ここに人を集める。細かいところをいいますと、新宿区に行きますと中高年が集まって井戸端会議をやる空間が、そうした楽しめるところを利用して現に動いているみたいです。私は街角オアシスでもいいし街角ギャラリーでもいいですから、市民が絵を書いたりショーをやるところが要所に点在してあると、はしごしているうちに着いたというような仕組みを市役所が面倒をみてくれる。後はボランティアや企業の方が入ってください。銀座でベローチェという店に入って驚いたのですが、157円でコーヒーが飲める。銀座のような空間でこんな安く飲めることをやっています。ですから家賃は市がみますといったら、コーヒーを飲みにいったら逆にお金をくれるのではないか。そういうものが所々にあって、要するに老人の井戸端会議ができるような近代的な空間がぽつぽつとあるとまちへ高齢者の方、あるいは、若い人も含めて出てくるのではないのか。そういうものができないだろうか。ロングスパンで考えますと時代がどんどん変わっていきますから、そうするとおっしゃった通り可能になります。そういったロングスパンではなくて、今すぐできる話で、これは理工学研究所の方で時間軸で整理していただけると思うのですが。
汚水処理場については、上流の下水道整備が進みますと海老川には水がなくなる。これもロングスパンの話ですが。そして、この流末水はCOD2mg/lで非常にきれいですが残念ながら窒素とリンはたくさん含まれています。そっくり含まれていますから、それをパイプで上流までもっていき流すと、葦があれば流れてくる間に窒素とリンを取ってくれます。そうしますと、三番瀬にやさしい水になります。今のまま流されるとちっともやさしい水ではない。見た目はきれいですが。富栄養化は少しも改善されない。これからこういう環境事業として当たり前の話になってきます。
国土交通省側に海老川流域をモデル地域にして欲しい、印旛沼をモデル地域にして欲しいと言ったところ、非常に冷淡でした。それは我々県民が悪いのかもしれません。どんどん県を追い上げなくてはいけないかもしれません。そこで市が頑張るということで、国も住民パワー、活力を認めています。あとはこういうような会合がしっかりうまくまとまって船橋市から中央にどんどんPRが進んでいけば、直接大きい国費が入ってくる可能性が大であります。国費が入ってきて環境保全事業というようなものも後ろで考えてもらおうと思えばセットされるだろうと思っています。そのためにも民の力と市に頑張っていただきたいと思います。できれば2市とか3市が連携された状態でというような話ですから、さらに市に頑張っていただいて。
それと男が遊びに行ける場所がないということ。老人大学でアンケートをとった結果は遊び場がないと本当に困られています。ぜひ、女性方も偏見を持たず男の遊び場所も考えていただきたいと思います。高齢化が進む中で寝たきり老人をつくらないための遊び場と考えて欲しいと思います。そういうよなものをどうしたら良いか、たとえばここに南部清掃工場があります。ご存じのように、目の前に24億もかけてつくった温水プールがあります。一年近く使われていない。非常にもったいない。こうしたものも、海を活かしたまちづくり推進協議会でいかに南部清掃工場からでてくるエネルギーをうまく市民全体が楽しむため、遊ぶために利用できるかということも考えて欲しいと思います。
それからお花畑の話がたくさん出てきましたが、ドウダンつつじは船橋のシンボルとなるようにしたい。櫻もさることながら。
あと交通事情は、2007年で人口は減っていきますから自動車の数も変わっていくでしょう。そういう理解ができればLRTがいいと思います。
そうした非常に投資の大きいもの、時間のかかるもの、来年からできるものを分けてされれば、1年ボランティアでやるとか価値があるのかなと思います。

以上

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