下水道の地震対策を進めています

更新日:令和6(2024)年4月15日(月曜日)

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下水道施設の地震対策

下水道は、水道やガスと並んで市民生活を支える重要なライフラインの一つです。もし、地震により下水道施設が被災した場合、トイレやお風呂等が使えなくなるだけでなく、下水の流出による公衆衛生の悪化やマンホール浮上による応急復旧活動への支障の恐れがあります。このような事態を回避し、地震時においても下水道の機能を確保できるよう、船橋市では、平成21年度より耐震性能が低い下水道施設(管きょ・処理場・ポンプ場)の地震対策を進めています。

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  ・船橋市公共下水道総合地震対策計画

マンホールの地震対策事例

  1. 液状化現象によるマンホールの浮上の仕組み

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過剰間隙水圧とは、強い地震による繰り返しの揺れによって、安定していた砂粒子のかみ合わせが変形し、その隙間にある水の圧力が急に高くなった状態のことです。この水の圧力が高くなりすぎると、砂粒子のかみ合わせが外れて液状化が発生します。

  1. マンホールの浮上防止対策(その1) マンホール上部に浮上抑制ブロック(リング状)を取り付け、その重みによりマンホールの浮上を防止します。
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  2. マンホールの浮上防止対策(その2)
    過剰間隙水圧をマンホールに設置した消散弁で消散させることにより、マンホールの浮上を防止します。

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管きょの地震対策事例

1.管きょ更生工法
既設管きょの内面に新たに管を構築することで、地震時の損傷を防止します。

管更生前の管渠管更生後の管渠

管きょ更生前(左)と管きょ更生後(右)

牽引式製管方式牽引式製管方式

出典:日本SPR工法協会

2.可とう継手の設置
地震時の揺れを吸収するためのゴム(可とう継手)を、「マンホールと管きょの接合部」や「管きょと管きょの接合部」に設置して柔軟な構造に改良することにより、地震時の損傷を防止します。

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下水道河川計画課

〒273-8501千葉県船橋市湊町2-10-25

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