流行性角結膜炎(はやり目)

更新日:令和5(2023)年4月1日(土曜日)

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感染力が強く、昔から一般に「はやり目」と呼ばれているものです。アデノウイルス8型、19型、 37型によっておこるウイルス性結膜炎です。ある日、急に白目が真っ赤になり「めやに」がでます。「めやに」は大量で、朝起きたとき「めやに」で目が開かないくらいになります。

症状

涙目になったり、まぶたがはれ、目がゴロゴロします。他の原因による結膜炎に比べ症状は重いことが多く、耳の前にあるリンパ節がはれて触ると痛みがあります。子どもや症状が強い人の場合は、まぶたの裏の結膜に偽膜という白い膜ができ、まぶたのはれが強くなることがあります。発病から1~2週間して、黒目に小さい濁りがでて、まぶしさやかすみを感じたりすることもあります。流行性角結膜炎という病名は、結膜だけでなく角膜にも炎症をおこすことからついています。片方の目に発症して4~5日後に、もう一方の目にも同じ症状がでてきますが、後から発症した目の方が軽くすむことが多いようです。症状は時間がたつほど軽くなりますが、角膜の濁りはもう少し長引きます。

潜伏期間

 1~2週間

感染経路

 涙やめやにで汚染された指やタオル類からの接触感染。

予防

タオルは自分専用とし、他の人とのタオルの貸し借りはやめましょう。手を介して感染することもあるので、手をよく洗うことも大切です。目にウイルスをはこんでしまうのを防ぐため、目はこすらないようにしましょう。目薬の共有はしないでください。

感染拡大防止

できる限り目を触らないように気をつけ、涙やめやにはティッシュペーパーなどで拭き、手は十分に洗いましょう。洗面具、タオル、目薬は家族と別々にします。洗濯は別にします。入浴は最後にし、入浴後すぐ栓を抜いて湯舟は水をかけてよく洗い流します。熱に弱く、90℃で5秒の煮沸消毒で死滅します。熱消毒できないものは次亜塩素酸(家庭用塩素系漂白剤)やアルコール等で拭きましょう。

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