「健康食品」と上手につきあうために

更新日:令和5(2023)年8月21日(月曜日)

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健康食品とは

 近年、食生活を通じた健康づくりに関心が高まっていることに伴い、市場には様々な健康食品が流通しています。健康食品という言葉には、はっきりとした定義はありませんが、健康に良いことをうたった食品全般のことを、一般的に健康食品といいます。健康食品について理解し、上手につきあうためのポイントをご紹介します。 

 ◇健康食品の分類

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                     出典)健康食品Q&A 消費者庁

保健機能食品とは

 健康食品のうち、国が定めた安全性と効果に関する基準などにしたがって機能性が表示されている食品は「保健機能食品」といい、「特定保健用食品(トクホ)」、「栄養機能食品」及び「機能性表示食品」の3種類があります。

 健康食品を利用する際は、保健機能食品のように国や事業者による安全性や機能性の裏付けがあることが製品を選ぶ際の一つの目安と言えます。

特定保健用食品(トクホ)

 特定保健用食品は(トクホ)は、国が人での安全性と効果を個別製品として審査し、消費者庁長官が保健機能(健康の維持・増進に役立つ効果等)の表示を許可した食品です。

 特定保健用食品

栄養機能食品

 栄養機能食品は、人での安全性と効果の科学的根拠が明らかとなっているビタミンやミネラルなどの栄養素について、その製品中の含有量が、国が定めた基準を満たしていれば既定の栄養機能が表示できる食品です。

◇機能に関する表示を行うことができる栄養成分

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機能性表示食品 

 機能性表示食品は、事業者の責任において、科学的根拠に基づいた安全性や機能性などの情報を販売前に消費者庁長官に届け出て、機能性を表示した食品です。

 機能性表示食品は、特定保健用食品(トクホ)とは異なり、消費者庁長官の個別の許可を受けたものではなく、事業者の責任において安全性や機能性が評価されています。

食品として販売に供する物には、うそや誤認させる広告・表示を禁止しています。

 食品として販売されるものについて、健康の保持増進の効果等が必ずしも実証されていないにもかかわらず、その効果等を期待させるような虚偽誇大な広告・表示は法律で禁止されています。

健康食品を利用する時のポイント 

*表示を見て、摂取目安量や注意事等を守りましょう。医薬品的な効果を期待して利用しないようにしましょう。

*医薬品と併用する場合や複数の健康食品を同時に摂取する場合は、思わぬ健康被害を引き起こすことがありますので、医師や薬剤師に相談しましょう。

*例えばお薬手帳のように健康食品の利用状況を記録し、自分自身で体調によい効果があるかどうか把握しましょう。

*身体の不調を感じたらすぐに使用を中断し、医療機関を受診しましょう。

☆健康の基本は「栄養バランスのとれた食事、適度の運動、十分な休養」です!☆

 たとえ優れた健康食品でも、その利用目的、方法、摂取量に配慮しなければ、その効果を期待することはできません。基本は栄養バランスのとれた食事、適度の運動、十分な休養です。健康食品で問題を解決しようとするのではなく、あくまでも補助的な食品の一つであると考え、上手に利用しましょう。

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