減塩のすすめ

更新日:令和2(2020)年4月1日(水曜日)

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なぜ「減塩」が必要なのか?

 塩食塩の取りすぎにより血液中のナトリウム濃度が高くなると、ナトリウムの血中濃度を調整するよう、細胞中の水分が血液中に移行し、血液の量が増え、血圧が高くなるといった状態になります。このような状態が続くことで、血管には常に高い圧がかかり、動脈硬化を来すことになります。 
 動脈硬化は、脳血管疾患や心疾患、腎臓疾患等の原因になることや、塩分の多い食事は胃がんのリスクを高めるともいわれています。
 このように、塩分と血圧は密接な関係があり、生活習慣病のリスク要因となっていることから、予防のために「減塩」が必要となります。

食塩摂取量の目標量(大人)

 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、食塩相当量の目標量を男性7.5g未満、女性6.5g未満としています。
 平成29年国民健康・栄養調査結果によると、日本人(20歳以上)の平均食塩摂取量は、男性10.8g、女性9.1gでした。
 また、平成27年「県民健康・栄養調査結果」によると、千葉県民(20歳以上)の食塩摂取量は、男性11.0g、女性9.4gで、日本人の食事摂取基準(2020年版)の目標量より約3gほど多く食塩を摂っています。

食塩摂取量の目標量(小児)

 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、小児期の食塩相当量の目標量も
設定されています。生活習慣病の予防のためには、小児期からの減塩習慣が大切です。友

 1~2歳:男3.0g未満 女3.0g未満   3~5歳:男3.5g未満 女3.5g未満
 6~7歳:男4.5g未満 女4.5g未満   8~9歳:男5.0g未満 女5.0g未満
 10~11歳:男6.0g未満 女6.0g未満    12~14歳:男7.0g未満 女6.5g未満 

毎月17日は「減塩の日」

 平成29年、日本高血圧学会の申請により、毎月17日を「減塩の日」とすることが決定しました。
「高血圧治療ガイドライン2019」では、高血圧の人は、減塩目標量を1日6g未満が望ましいとしています。また、世界保健機構(WHO)では、2013年のガイドラインで、高血圧や心臓病予防のために食塩摂取量目標量を1日5g未満と強く推奨しています。
 船橋市民の「健康寿命日本一」を目指し、ご家族みんなで「うす味」「減塩」を考えてみませんか。「健康寿命をのばしましょう。」をスローガンとした厚生労働省の国民運動”スマートライフプロジェクト”でも、「減塩の日」特設ページが設けられています。

【スマート・ライフ・プロジェクト】はこちらから

おいしい減塩食の工夫

      さじ 1.はかる・・・目分量ではなく計量してみよう。
2.控える・・・食塩を多く含む食品は控えめに。
3.腹八分目・・・食べ過ぎると食塩の摂取量も増加します。
4.味のアクセント・・・酸味、香辛料、薬味の活用

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