感震ブレーカーについて

更新日:令和4(2022)年8月30日(火曜日)

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感震ブレーカーとは

阪神・淡路大震災や東日本大震災では、地震の揺れに伴う電気機器の転倒による出火や、停電が復旧した時に起こる火災など、多数の通電火災が発生しました。
通電火災を防ぐためには、電気のブレーカーを切って避難することが重要です。発災後の慌てた状況の中でもブレーカーの切り忘れがないよう、地震を感知すると自動的にブレーカーを落として電気を止める装置が感震ブレーカーです。
感震ブレーカーを設置することで、電気関係の火災の出火・延焼を防止し、被害を軽減することができます。

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感震ブレーカーの種類

感震ブレーカーには様々な種類があり、取付方法や機能が異なるため、各家庭にあったものを設置することができます。

(1)分電盤タイプ

分電盤に内蔵されたセンサーが一定の震度を感知すると電気を遮断するもので、基本的には全ての電気が遮断されます。
設置するには電気工事が必要です。
揺れを感知した後、一定時間後にブレーカーが落ち、電気が遮断されるので、ブレーカーが落ちる前に建物からの避難や電気製品の電源を切るなどの安全確保を行うことができます。

(2)コンセントタイプ

コンセントに内蔵されたセンサーが揺れを感知すると電気を遮断するもので、電気工事が必要な埋め込み型と工事が不要な差し込み型があります。
住宅内で出火の可能性の高い電熱器具に設置し、避難用の照明や医療機器等の地震時にも電力供給が必要な機器には継続して電気を送るなど、使用者が選択することができます。

(3)簡易タイプ

地震による重りの落下や感震センサーによるバンドの作動によりブレーカーを落とし、電気を遮断するものです。
取り付けに工事が不要で、比較的容易に設置することができます。

設置にあたっての留意点

  • 感震ブレーカー等の設置状況によっては、各地の発表震度が設定作動震度より小さい場合でも作動したり、逆に大きい場合でも作動しなかったりする場合がありますので、感震ブレーカー等の設置の有無に関わらず、地震発生後に自宅から避難する際にはブレーカーを切るようにしてください。
  • 家庭内で医療機器等を使用している場合、設置する感震ブレーカーの種類によっては医療機器等への影響が考えられるため、設置をする際には十分注意してください。
  • 夜間に地震が発生し感震ブレーカーが作動した場合に、避難するための照明が確保できず、転倒した家具や割れた窓ガラスなどで怪我をする可能性があります。あらかじめ停電時に作動する足元灯や懐中電灯などの照明器具を用意しておくと、電気が消えても安全に避難できます。
  • 復電する際は、事前にガス漏れや電気製品の安全を確認してから行ってください。

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